先輩からの声

白石 和輝

氏名白石 和輝
略歴2011年: 長崎大学医学部卒業
2013年:長崎大学医学部整形外科入局
2017年:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科入学
2019年:コロラド大学留学
2021年:長崎大学病院 整形外科助手

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 卒業
2022年:長崎大学病院 整形外科 助教

こんにちは。ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

私は、2011年に長崎大学を卒業し、2013年に入局しました。

そして、2019年から約2年間、アメリカのUniversity of Colorado, Anschutz medical campusに留学させていただきました。整形外科ではなく放射線科に留学したのは、長崎大学整形外科学教室が所有するHigh Resolution peripheral Quantitative CT (HR-pQCT)に関連する画像解析をより深く学ぶためです。留学の途中からはCOVID-19で生活も激変してしまい、大変な思いもしましたが、この留学を通して得た多くの知識やノウハウは、今でも大きな財産となっています。また、現地の大学院生に混じって、画像解析の授業に半年間参加したり、会議や口演で発表する機会もあり、思い出に残る経験となりました。さらには、自主的に整形外科のカンファレンスやグラウンドラウンドにも参加して、現地の整形外科の雰囲気も味わうことができました。

 整形外科のいいところは、整形外科を選んだとしても、その先の臨床における専門や、やってみたい研究などが多岐に及んでいることだと思います。私自身、研修医時代の最後は自分の進路に随分悩みましたが、今でも飽きずに臨床も研究も日々研鑽を重ねていられるのも、整形外科という分野のおかげかもしれません。今、このページのご覧の方も、解剖学が好き、スポーツが好き、ケガや入院がきっかけで医療に興味を持った、患者さんが元気になることにやりがいを感じるなど、少しでもマッチすることがあれば、一度見学にいらしてください (上記は、私が整形外科でマッチしたところです)。お待ちしています。

中添 悠介

氏名中添 悠介
略歴2007年:長崎大学 医学部 卒業
2009年:長崎大学 整形外科 入局
2016年:長崎大学 大学院 入学

平成19年度(2007年)入局の中添悠介と言います。入局を決めた一番の理由は、楽しそうだったからですが、元々スポーツドクターになりたい思っていたこともあり入局しました。現在はスポーツ医学診療センターの一員としてスポーツ外傷や膝関節鏡などの手術を中心に診療をしています。専門医を取るまでは外傷の多い病院を中心に研修していましたが、膝の手術も携わる機会も多く、サブスペシャリティとして膝関節鏡での診療を選択しました。長崎大学整形外科では、プロバスケットボールチーム、長崎ヴェルカのメディカルサポートを2022年B3参入から行っており、現在も複数の医師がチームドクターとして活動しています。私も長らくバスケットボール審判活動をしたりバスケットボール協会医学委員である縁もあり、チームドクターの一人として活動しています。ホームゲームでの会場ドクターはもちろんですが、選手の怪我や下部組織の選手の相談まで幅広く相談に乗りつつ、診断治療をメディカルスタッフの方と相談しながら行っています。また、小学校から高校・一般の大会における会場ドクターとしての地域の活動も並行して行っています。

プロバスケットボールは外国籍選手の割合も高く、日本人離れした体格と運動能力のある選手が多く、その選手の練習や試合に限らず私生活でのプロ意識を間近に感じるだけでも、非常に勉強になります。各国代表クラスの一流のアスリートがチームに集まっているため、その診療にあたることには重大な責任と重圧を感じます。しかし、治療に携わった負傷した選手が復帰して活躍したり、大観衆に囲まれたコート上でチームの勝利を共有できることは、チームドクターとして一番の楽しみでもあります。チームドクターを志望するやる気に満ち溢れた先生が我々の仲間になってくれることをいつでもお待ちしてます。是非一緒にやりましょう!

西 亜紀

氏名西 亜紀
略歴2013年:長崎大学医学部医学科 卒業
2014年:長崎大学整形外科入局

女性医師として

平成26年度(2014年度)入局の西亜紀と申します。

整形外科にすすんだきっかけは、整形外科が患者さんのQOLに直結する仕事であり、整形外科での治療によって患者さんが社会復帰するためのお手伝いができることに魅力を感じたからです。

これまで産休・育休もとりつつ関連病院で勤務を続け、2023年から長崎大学病院で勤務しています。現在も育児真っ最中のため、様々なご配慮を頂き大変ありがたく感じております。

現在長崎大学整形外科では関連病院を含め8名の女性整形外科医が活躍中です。女性医師と一括りに言ってもそれぞれの状況や家庭環境、考え方等が異なり、それぞれにできることできないことがありますが、その中で皆が個々の働き方を構築し頑張っています。

整形外科は女性医師の割合が少ない科であり、患者さんからも「女性の先生は初めてです。」とお声掛けいただくこともあります。私も正直なところ進路を整形外科に決めるまでは、力仕事が多いのかな、男性の先生ばかりだけどやっていけるかな、と不安に思うことも多くあり、半分勢いで飛び込んだようなところもありました。その後実際に整形外科医として働く中で、女性の患者さんから「今まで男の先生には恥ずかしくて見せられなかったけれど、実は〇〇が痛いから診察してほしい」「女性同士だから相談したいんだけれども…」等のお話を聞く機会も何度か経験し、整形外科が全身を診る科であるからこそ女性医師が求められる場面も多くあると感じました。

また診療内容としても、骨折や外傷などの救急・急性期疾患から、慢性期疾患に対する治療まで幅広い分野での診療を行い、さらにサブスペシャリティも豊富ですので、それぞれの働き方に応じて活躍できる場があります。力が足りずできないことも確かにありますが、力がなくてもできることがそれ以上にたくさんあります。

整形外科は、ご自身の道を選んで自分らしく働き続けることができる診療科であると思います。女性には難しいかな…と思わずに、少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、気軽に声をかけて頂けたらとても嬉しいです。