寄付金のお願い

寄附金依頼趣意書

謹啓

時下、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素より長崎大学整形外科教室の運営に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。今回改めて寄附金制度を皆様に周知し、事情が許せば寄附にご協力頂きたくご連絡させていただきます。

近年、医療と医学研究を取り巻く状況は、ますます厳しさを増しております。その中で長崎大学整形外科教室は、長崎県内および九州の関連病院において、専門的で高度な整形外科医療を実践するとともに、質の高い臨床医を育成するための臨床教育を行っております。また、さらに平成27年7月には生体で使用できるCTとしては世界最高の解像度を有するHR-pQCT(High Resolution peripheral Quantitative CT : XtremeCT II)を日本で初めて導入しました。今後、骨粗鬆症、リウマチ、骨折、スポーツ外傷、腫瘍といった骨関節疾患の病態の解明、診断、治療法の開発などへの応用を予定しています。これまでの研究も継続中で、整形外科領域の新たな知見探究のため、教室員一同日々努力しているところでございます。

医学部卒業後に行われる医師の教育と医学研究には、医学部での学生教育と同様に多額の資金が必要です。ご存知のように医学部を卒業するまでの学生教育は授業料と補助金で賄われますが、医学部卒業後に医師教育のために大学から支給される研究教育費はごくわずかであり、実質的には科研費などの公的資金と寄附金によってその費用が賄われております。しかし公的資金は国の厳しい財政事情もあり、年々予算が縮小される傾向にあり、医師教育と医学研究には皆様からの寄附が必要不可欠です。

以上のような状況を御理解いただき、なにとぞ寄附にご協力いただきたくお願い申し上げます。今回お願いする寄附は医学教育の充実・発展および学術研究のために活用することを目的としています。寄附金依頼趣意書のほかに、奨学寄附金の申し込みについて、長崎大学寄附金取扱い規定、税制上の優遇措置に関する文書を同封しております。法人からの寄附は全額損金に算入可能で、個人からの寄附に関しても税制上の優遇措置がございますので、どうぞご検討のほどよろしくお願いいたします。寄附に関してご不明な点などございましたら、医局長までご連絡いただきますようお願い申し上げます。また、事務手続き上のお問い合わせは、研究協力係(095-819-7177)までご連絡をお願い申し上げます。

なお、すでに寄附のお申し込みいただいている場合は、何卒ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

〒852-8501
長崎市坂本1-7-1長崎大学病院整形外科
教授:尾﨑 誠
医局長:田口 憲士
【TEL】095-819-7321 / 【FAX】095-849-7325

寄附金関係書類